今日はひとりカフェ。コーヒーとかぼちゃのプリンを食べながら、「そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)」を読んでいました。
カフェで読書なんて、大人ですねぇ。
48歳ですが、大人の自分を感じると嬉しくなります。世の中の大人なんてこんなもの。
で、「そして、バトンは渡された」の主人公「優子」と血の繋がらない父親「森宮さん」の会話の中でこんなセリフが出てきました。
「容器が欲しけりゃ、食器屋に行くだろ?かわいい器ほしくてケーキ屋に行く話、聞いたことない」
いやいや、ありましたよ。容器が欲しくてケーキ屋に行ったことが。
確か学生時代〜新入社員ぐらいの頃だったと思うので、ざっくり30年前です。(“学生時代”が30年近く前って恐ろしい…)友達の中でモロゾフのプリン容器がやたらと流行りました。
厚めのガラスで丸みを帯びたフォルムが可愛かったんですよね。まさに「かわいい器が欲しくて」プリンを買いました。当時は貧乏ですから、2個ぐらいしか買えなかったと思います。
コップとして使ったり、小物入れにしたり、使い方は人それぞれ何を入れてもかわいいかったです。最近の若者にも、そういうことってあるんですかねぇ?
本の中の何気ないセリフによって、脳みその中に眠っている古い記憶が蘇るって嬉しいもんです。