温泉の街「大分県別府市」に行ってきました。高速道路恐怖症のため有料道路は一切使いません。節約にはなるけど、時間は無駄にかかる一人旅。
これからやってみようかと思っている、そこのアナタの参考になれば幸いです。
下道ドライブの所用時間
ネットで調べた下道での博多〜別府3.5時間です。いわば公証的なやつ?
実際は、ちょっと休憩挟みつつ、気になったところに立ち寄ったりして4時間過ぎます。往復だと8~9時間。労働かいっ!と自分で突っ込みたくなります。
で、博多から別府までの道のりは北九州・飯塚方面から攻めるパターンと、筑後・朝倉から攻めるパターンがあって、ナビ情報では北九州・飯塚パターンの方が30分ぐらい速く着きます。
で、どっちの経路がいいかと言うと時間優先なら北九州・飯塚パターン。景色やドライブ気分を味わうのにおススメは筑後・朝倉パターンってとこでしょうか。
メリデメを勝手にまとめてみるとこんな感じです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
北九州・飯塚パターン | 30分短縮できる(ナビ情報) | 道のりの2/3はトラックの量が多めの道。運転時の視界が遮られやすい。 |
筑後・朝倉パターン | 福岡県内から山道が多く、景色が楽しめる。 | 渋滞が発生しやすい。 |
別府の観光
別府と言えば基本は温泉ですね。温泉。
わたしは宿の温泉にじっくり派なので、部屋付き露天風呂でのんびり・まったりがいいです。あちこちでお風呂に入って・着替えってを繰り返すのが面倒臭くてたまらない。ってことで、ホテルの露天風呂に夕方・夜・朝の計3回入りました。うん、幸せ。
でも、世の中の多くの人は、「いや、ダメでしょ。せっかく来たんだったら、いろんな温泉に入って違いを楽しむべきでしょ。」だと思います。そんな人のためにスマホや専用台紙にスタンプを集めると段位認定してもらえる「温泉道」なるものがあります。
温泉好きかつコレクター気質な人にはよだれモノでしょう。
別府地獄めぐり
温泉繋がりでちょっと注意してほしいのが「別府地獄めぐり」。
名称イメージからすると、ひとつの広いエリアがあって、赤かったり、青かったり、泥がぼこぼこ湧いてたりする源泉が何ヵ所も見られると思いがち。イメージにだまされちゃーいけません。(別にだましてないし。勝手にイメージ持ってるだけだし。)
各地獄8ヵ所には入場券が必要です。1か所単体だと400円。共通券だと2,000円(当日・翌日まで有効)。地獄には離れた場所もあるので、全部回ろうと思うと半日掛かります。
源泉好きならおススメだけど、源泉より温泉好きだったら単体チケットで好きなところだけ見ることになります。
別府ロープウェイ
わざわざ”晴れた日に当たれば”と書いた理由は、わたしが行った日の山頂は濃い霧で視界ゼロだったから。山頂で真っ白な景色を見てながら、浮かれたカップルは「雲の中にいるのね♪」なんて言ってましたけどね。わたしには無縁の発想です。はい。
とはいえ、山頂に着くまでの10分間のうち8分ぐらいは、ロープウェイの中からの景色を楽しめました。
別府の民芸品
いちばん有名なのは竹細工。竹で編んだバックとかカゴとかそういうのです。手が込んでて綺麗ですが、ぶっちゃけ大分県内のお土産屋さんならだいたい買えます。お土産物屋さんで見かける竹細工は花瓶とかお皿系が多かったです。
が、わたしは「つげ工房」でしか買えない「つげ櫛(つげブラシ)」を大人女子イチオシ民芸品として推薦します。お値段は1本数千円から、上は27,500円!お土産物屋さんでは見かけなかったので、お店に行かないと買えない代物です。
大人女子イチオシの理由はつげ櫛の効果にあります。なんとつげ櫛は椿油が染み込んでいるので髪全体につやが出て、静電気や切れ毛・枝毛を防止する効果があるんです。※月1~2回お手入れが必要
番外編:別府事件簿
「旅の恥は掻き捨て」とよく言うけど(旅先は長居する場所でもないから、普段やんない恥ずかしいことも平気でやっちゃうよね。っていう意味)、わたしの場合は意図せず、恥ずかしくなるような事件に遭遇します。
参考にならないかもしれないし、なるかもしれない事件3つ。題して別府事件簿をお送りします。
八木山バイパス曇りガラス事件
八木山バイパスの長いトンネル後半。室内のフロントガラスが曇って視界30%ぐらいまでに落ちて、前方の車がほとんど見えなくなったんです。
必死で室内の空気を入れ替えたり、手でガラスを拭いたりして交通事故の恐怖と戦った結果、窓ガラスの外側に細かい雨粒が付いているだけで、ワイパー一発でクリアな視界がよみがえりました。
岡本屋の満車表示に騙された事件
「地獄蒸しプリン」で有名な「岡本屋」。博多から4時間かけてやっとたどり着いたと思ったら駐車場には満車の看板が立てられていました。
仕方なく岡本屋を横目に一旦通り過ぎ、スマホで周辺の無料駐車場を探してからUターンで逆戻り。
やっとの思いで岡本屋にたどり着いたら、駐車場は普通に空いてるのに満車の看板は立てられっぱなしでした。
夕食で見世物気分になった事件
ホテルでの夕食。食べる場所は、家族連れやカップルなどのグループゾーンと、一人旅の単独ゾーンに分かれていました。
単独ゾーンで食事しているのはわたしと、わたしと同年代と思わしき女性の2人だけ。で、通路に向かって着座させられるんですよ。
従業員さんにとって食事の様子が見えやすく配膳しやすいのでしょうが、通路を通る人にとっては孤独なおばさんたちの食事ショーみたいなもので辛かったです。
まとめ
さて、ここまで読んでくださりありがとうございましたーっ!長文にお付き合いいただいて感謝、感謝でございます。
最後にこの記事に書いた公式サイトを総ざらいしておきますね。この後は好きにリンク先に飛んで旅の準備をしてくださいね。
そしてまた気が向いたらここに遊びに来てください。
公式サイト | メモ |
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別府八湯温と泉道 | たくさん温泉を回りたい人向け。段位認定制度が面白そう。 |
別府地獄組合 | 別府地獄めぐりは8ヵ所に分かれていて、地獄によって車での移動が必要。 |
別府ロープウェイ | 別府地獄めぐりは8ヵ所に分かれていて、地獄によって車での移動が必要。 |
別府つげ工芸 | 創業100年。一生モノの「つげ櫛」の購入が可能。お値段数千円からと高め。 |
明礬温泉 岡本屋 | 地獄蒸しプリンで有名なお店。「満車」表示に騙されないように気を付けるべし。 |