【喪中はがき】48歳、初めて届いた同級生の訃報

現在48歳。ほとんどの人に年賀状を出すのをやめてから4年が経ちました。

1人だけ今でも年賀状を出している人がいますが、その人の話はまた次の機会にします。

さて、4年前にわたしが年賀状を出していた相手は、10年以上会っていない人ばかり。小学生からの友人。勤めていた会社でお世話になった人に惰性で送っていたのが本音。

親しい友人は、お互いに年賀状を出さないと決めていたので、もっと前から出していません。

年賀状をやめると決めた時、それまで出していた人に「出しません」宣言してやめるべきか迷ったけど、何もしないままぷっつり出すのをやめました。

年賀状を出すのをやめて、翌年にはほとんどの人から年賀状が届かなくなり、2年目はさらに減り、3年目はほぼ全滅。

 

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前置きが長くなりました。そんなわたしに、今年喪中はがきが届きました。喪中はがきなんて、年賀状を出しあっている人達が送るものだと思ってたのに。

「はて?誰だ?」

喪中はがきの送り主は、高校時代の友達でした。「間違って昔の住所録のデータを使ったのかな?」そう思って何の気なく文章を読んで、「え?!」とビックリ。

「夫 ○○が○月○日に47歳で永眠しました。───」

うそでしょ…!?

友達夫婦は、高校から付き合って20歳で結婚。お互いにとって初めての彼氏・彼女でした。そして、わたしは(それほど親しいわけじゃないのに)彼女の結婚式で友人代表のスピーチをしていたんです。

友人代表スピーチを頼まれた時は驚いたものです。高校を卒業してから2年間、1度も連絡を取り合ったことの無い友達で、招待状で突然頼まれました。事前連絡は一切無し。

会社の昼休みに「まるで赤紙やん!スピーチのネタが何も無い〜っ!」と嘆いていたら、同僚がポツリと「そんだけ友達がいない子なんだよ」と。あぁそうか…、と思ったのをよく覚えています。

それから彼女から届く年賀状には、数年おきに子供が増えていきました。3人の男の子が生まれ、ハイハイから、七五三、野球をする様子など。

 

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羨ましいですよね。高校から付き合って、結婚して、3人の子供に恵まれるなんて。わたしのようにバツイチで子供にも恵まれなかった側からしてみれば、正直言って彼女の年賀状が苦々しく見えたこともありました。

そんな彼女だったから、ご主人が47際の若さで亡くなるなんて青天の霹靂だったんです。病死なのか、事故死なのか、死因に関するコメントはひとつもなくて状況は分かりません。

でも、どんな死因だろうと、彼女の辛いことだったろうと思います。人生100年と言われているのに、50代を前にしてご主人を失ってしまうなんて…。

お悔やみの手紙を送ろうか迷ったけど、20歳の時から、彼女の状況は全く知らないのでやめました。年が明けてから寒中見舞いを送ります。

身の回りでご両親のどちらかを亡くした人は多いけど、配偶者は初めて。同級生が未亡人になる年齢になったのかと、しみじみ思いました。誰でもいつかは死ぬんだと、今更ながら強く思いました。

ご主人のご冥福をお祈り致します。

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