同僚が癌に…あの時「お疲れ様」って言えば良かった。

親しい同僚が癌で入院していることが分かりました。

別々の部署になってからも、数ヶ月に一度ランチに行ったり、呑みに行ったり。

いつもニコニコ穏やかな人。

最後に食事にいく約束をした時は、ちょうどコロナウィルスが流行り始めた頃でキャンセルとなってしまいました。

今、同僚は抗がん剤治療の最中。

コロナ禍ではお見舞いに行くこともできません。

ここ最近わたしは忙しくて、会社で見かけても気づかないフリをして声をかけていませんでした。

会社で見かけた時、声をかければ良かった。

「元気ー?お疲れ様ですーっ。」って。それだけなのに。

もう、次に同僚と会ったときにかける時は、気軽な「お疲れ様です」じゃなくなってしまいました。

同僚はLINEで「お医者さんに、家族のために命だけは助けてくださいとお願いしている」と言ってました。

どれだけ悩んで苦しい思いをしたんだろう。

辛い治療を頑張っている同僚に、わたしは「大丈夫、頑張って」と返信できませんでした。

わたしが病気の時、周りの人に「大丈夫よ」とか「頑張って」とか言われても嬉しくなかったから。

相手に「ありがとう」と言いながら、心の中では「100%安全な治療なんてないよね?」「頑張れって、わたしもう頑張ってるよね?」って思っていたから。

でも、同僚はわたしじゃない。

他の人と同じように「大丈夫だよ!頑張って」と言うべきだったのかな。

あの時「お疲れ様」って声をかければ良かった。

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