わたしがPairs(ペアーズ)、Omiaiで活動したのはおよそ2ヶ月。
48才バツイチで「いいね」してくれる人なんているの?と思うんですけど、意外とこれがいるんですよ。どちらのアプリでも登録初月は190ぐらいの「いいね」がきました。
ただし、「いいね」を送ってくれるのは、それまで自分が見向きもしなかったようなクソブサメンか、数年後には介護が必要になるお爺さん(最高齢は70代)、自分より年収が少ない男性(200万〜400万)です。
「いいね」してきた男性のプロフィール写真を見て、おもわず「キモッ」と呟いたことが何度もあります。寝起きに汚い中年オヤジの顔を見るほど辛いことはありません。
身長175cm以上、年収600万円以上、見た目が普通以上(いいね数が30以上)、子供なしであれば、高スペックと思ってしまうほど。
48才女性がマッチングアプリで婚活すると、否が応でも「自分の婚活市場での商品価値のなさ」を思い知ってかなり凹みます。
そして、数少ない高スペックさんとマッチングが成立すると、さらに凹むことになるんですよ。もしかすると、これは私の身にたまたま起きた出来事ことかもしれませんが、すべて実話です。
高スペック3人とマッチングして、3人とも嫌な思いをしましたから、その不快率は驚異の100%でした。
高スペックの嘘つき男
その人のつぶやきには「その直感を大切に」と書いてありました。自己紹介文はきちんと書いてあり、写真はレストランや空港で撮ったさりげない一枚です。とっても好印象。
こちらから「いいね」をしてマッチング成立。メッセージのやり取りをして1週間程度で会うことになりました。
お互いに仕事や休みの都合がつかず、会った場所は夜のコメダ珈琲。
実際に会うとプロフィール写真よりガッチリした体格の男性。「あれ?」と思ったのはその身長でした。プロフィールでは180cmとありましたが、どうみても170〜175cm程度。あきらかに身長を盛ってました。
こちらの記事で書いたモロさんも、「169cmだけどプロフィールには170cmと書いた」と言っていたので、身長を盛る男性は多いのかもしれません。
そして、直感男の語る内容はすごかった。
- 飛行機大好き!週末は北海道や台湾などへ旅行していて、来年の3月まで予定が埋まっている
- 4年前までは東京で会社を経営していた
- FX、不動産投資をやっている。なくなっていい300万程度の額で遊んでいる。
- 働き方改革で残業が減ったから、某有名大学の大学院に通っている
- 現在勤めている会社では、1年ほど海外勤務していた
- 新しくマンションを買うために物件をさがしている
- 自分にはストーカーのようなファンの女性がいる
婚活を始めたばかりで人を疑うことを知らなかったわたしは、この話を鵜呑みにして「なんてすごい人なの!尊敬〜っ!」ってなりました。今思うとバカ女です。
後になって気がつきましたが、プロフィールでは「大学院卒」と書いてあったけど、今現在大学院に通っているということなので学歴も嘘です。(本当に大学院に通っているのかもあやしいけど)
1回目のデートの後、直感男は「初対面なのに、不思議とリラックスできた」「早く会いたい」など甘いメッセージが来て好感触。なのに、2回目のデート前日に「残業で遅くなる」を理由にキャンセル・・・。
その後は、連絡が来なくなりフェードアウトとなりました。
高スペックのLINEだけ男
その人のプロフィールは入力されていませんでした。ペアーズを始めた当初のわたしはプロフィールに何も入力されていない人からの「いいね」はマッチングしないようにしていましたが、1ヶ月ほどたって「いいね」される数が激減して方針転換したのです。
数日アプリでメッセージを交わした後にLINEへ移行。送られてくるメッセージの文字数が少なくて、やり取りが楽しそうな様子も見えなかったのでLINEに移行できるかと聞かれた時は驚きました。
LINEへ移行してから、その人は急に明るい様子に変化します。ポンポンとテンポよく返信されてくるメッセージからは悪い印象はありませんでした。最初に言われたのは「敬語をやめよう」「(わたしのことを)どう呼べば良い?」ということ。
マッチングした人からは、「名前+さん」で呼ばれるのが当たり前だったので、呼び方の希望を質問されるのは新鮮でした。
LINEでやり取りしたのは2週間程度でしょうか。その人は甘い言葉をちょいちょい散りばめてきます。
- (わたしとは)長い付き合いになる気がする
- 一緒に旅行に行きたい
- 知り合えて本当に良かった
などなど。LINEだけしかやり取りしていなのに、まるで会っているかのような口ぶりでした。そして、朝は「おはよう」から始まり、夜は「お疲れ様」とLINEをくれるマメな人でした。そんな状態から違和感を感じ始めたのは、1週間ほどしてから。
メッセージの中で、なんとなく会おうとする流れがくると話題を逸らすのです。微妙なニュアンスなので、言葉に表すのは難しいのですが・・・。
それを感じ始めて確信に変わった出来事があります。
わたしがその日、人と会う約束があると言うと、相手は男性なのかとしつこく聞いてきていました。まるでヤキモチを焼いているかのようです。
で、その日に何時頃乗り換え駅に着くの質問されたので、(その人は、わたしが乗り換えでつかう駅近くに住んでいます)22時ごろと答えていました。
そんな前置きがあって、その人かLINEがきたのは23時前。
「もう帰った?」と。
帰ったことを伝えると、「会いたかったのに」と残念がります。
わたしが伝えていた予定時刻より1時間も遅く連絡してきたのだから、彼に会う気がなかったのはバレバレです。その後、会うかどうかの話になろうとすると、スッと話題をそらそうとします。
思い切って「ずっとLINEばかりしていても、会わないと何も進まないよね?」と返信したら、「そうだね!」と一言。
その後は一切連絡が来なくなりました。
何度も言いますが、朝は「おはよう」から始まって、毎日2週間LINEでやり取りをしていて、「そうだね!」で終了するんです。暇つぶしの相手を探していたんでしょうか?甘い言葉を言って、相手を好きにさせて楽しんでいるのかもしれません。
このおかげで、高スペックでマメな男ほど怪しいものはないと思うようになりました。
高スペックのヤリモク男
その人のプロフィールには「クリエィティブな仕事をしています。仕事の内容は直接やり取りをしてから教えます」というようなことが書いてありました。
40代の男性のプロフィールには「若くみられます」と書く人が多いですが、そう書いている人はだいたい年相応です。その方は、シンプルな服装で清潔感があって好印象でした。
先方から「いいね」が来てマッチング。簡単な挨拶メッセージを交わした後にきたのは「僕は設計士をしています。よっしーさんはどんなお仕事をされてるんですか?」という内容。クリエィティブな仕事って設計士だったのか・・・。
数日間アプリ上でやり取りをした後はLINEへ移行。
同じ年齢ということで話が会うし、朝は「おはよう」夜になれば「お疲れ様」とこまめにLINEをくれます。とにかく連絡がまめ。好きな映画・音楽の趣味も合います。
ひとつだけ難点は、お金持ちエピソードに違和感があったこと。
- 高級外車を2台所有(写真も送られてきた)
- 持ち家(一軒家)に一人暮らし
- 母親への誕生日プレゼントは車
もし本当の話だとしたら、金銭感覚が全く合わないからお付き合いするのは難しそう。だけど、連絡はマメにくれるし、同じ年でこんなに合う人と出会えるのは奇跡かもしれない!
そんな風に思っていました。
それが突如変わったのは、2週間ほど経ってから。「明日の夜会おうか」とLINEがきた後。(明日というのは平日の夜)「仕事の都合があるから難しい」と答えると、態度が急に変わり始めました。
「予定が合わないっていうのは、縁がないっていうことかもね」
(過去のやり取りを持ち出して)「やっぱり合わないかも。シラケるわ。お付き合いしても無理かもね」
これまで優しかったのに、予定が合わせられないというだけで、急に上から目線のLINEが来始めたのです。
私はその豹変ぶりに驚きつつも、「この人を失いたくない」という気持ちから、謝ったり、恥ずかしいと思いながらも、ちょっとエロいトークにも付き合いました。(そういうのに付き合わないからシラケると言われるから)
そして、最後には「俺が胸を触っているところを想像してみて」というLINEが来ました。バカ女のわたしは、この段階になってやっと「この人、ただのヤリモクだ」と気づきました。
わたしが「そこまでは付き合えない。今まで楽しかった。ありがとう」と返信すると、「マジ、シラケるわー。サヨナラ〜」と一言。もしも、予定を合わせて会っていたら・・・と考えると背筋が凍りました。